光と闇。

安藤忠雄が、またやっちゃってますね。

直島に地中美術館。うへぇー。

今月のブルータスに掲載されてます。

同潤会アパート跡地も地下に凄いの造るみたいだし。

地中ブームなの、忠雄ちゃん?

同潤会アパートといえば、森ビルが絡んでますね。

回転ドアとか、また付けちゃうの、稔ちゃん?

で、直島。

2年前に行きましたけど、お薦めです。

岡山から船で、プカプカ行くんですよ。

まぁ、小さいしょぼい島なんですけどね。

でも、あるんですよ、素晴らしいアートが!

美術館には、ブルース・ナウマンの「100生きて死ね」。

FUCK AND DIEなど素晴らしい言葉群が怪し気に光ります。

海岸には、草間彌生の巨大なカボチャ。

草間の強迫観念が、田舎町に違和感をもたらします。

また、点在する「家プロジェクト」。

その一つ、ジェームス・タレルの「南寺」が一番のお薦め。

中は暗闇で、目が慣れてくると、ほのかな月明かりが見えてきます。

ジェームス・タレル、いいですよね。

「完全な闇」には、恐怖が潜んでいて、潜在的な負の思考が一気に吹き出し

不安を掻立てられ、孤独を感じずにはいられません。

「闇」があっての「光」。

また、タレルの「光」は、ただ存在するのではなく、

「光」がある物体として表現され、初めてみる新しい「光」に

私たちの常識的な感覚を揺さぶってきます。

話していると、あぁ、また行きたくなった。

うどんも旨かったし、ケッタマシーンで、島内一周も楽しかった。

うちの嫁は、半泣きになってましたけどね。

そんなけむりは、人々の暗部の記憶に残る残像を目指して、闇に消えていきます。